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最終更新日:2016年9月2日(1999.8.1〜)
樹のある風景


<目  次>

1.新宿御苑(ユリノキ)

2.不忍の池(シダレヤナギ)

3.東京ドーム(ケヤキ)

4.東大安田講堂(クスノキ)

5.文京区「楠亭」(クスノキ)

6.芝増上寺(ヒマラヤスギ)

7.旧制松本高校(ヒマラヤスギ)

8.皇居前広場(クロマツ)

9.ニューヨ−ク五番街、トランプタワービル(セイヨウシナノキ?)

10.小石川界隈(イチョウ他)

11. コマツビル屋上(シダレザクラ等)

12.JRお茶の水駅付近(ハナミズキ)

13.湯島天満宮(ウメ)

14.小石川植物園

15.フィンランド・クオピオ市(シラカンバ)

16.シベリア・バルチザンスク市(セイヨウハコヤナギ=ポプラ)

17.ブルージュ(シダレヤナギ他)

18.羽黒山(スギ)

19.杭州西湖(プラタナス)

20.日光杉並木(スギ)

21.足立美術館

22.プエルト・パジャルタ(インドゴムノキ)

23.神宮外苑:絵画館(シロマツ)

24.隅田川テラス(オオシマザクラ)

25.ポンペイ(イトスギ)

26.クィーンズタウン(ジャイアントセコイア)

27.雲南省大理市(シダレヤナギ)

28.ボゴール植物園(巨大板根の樹)

29.プラハ・ヴァーツラフ広場(ボダイジュ)

30.静岡県袋井市(東海道の松並木)

31.パソナグループ本部ビル(サルスベリ)

32.鳴子峡(ナナカマド)

33.小豆島 宝生院(シンパク=ビャクシン)

34.アンコールワット(インドボダイジュ)

35.スキャグウェイ(セイヨウナナカマド)


1. 新宿御苑(ユリノキ)

日本では最も古い年代(明治10年頃植樹)の樹であり、風格のある巨木である。

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2. 不忍の池(シダレヤナギ)

シダレヤナギは、意外に風に弱い面もあるようで、写真の右の木 は、その後の強風で先が折れてしまったのは残念である。

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3.東京ドーム(ケヤキ)

樹はまだ余り大きくないが、ライトアップが見事であり、周辺の夜景にも良く溶け込んでいる。最近、ランキング が
予想外に高い「東京ドームホテル」が開業し、この一帯が、単なる遊園地から大人のスポットに変貌しつつある。

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4.東大安田講堂(クスノキ)

講堂正面の左右に1本ずつ植えられているが、管理も良く 樹形が大変美しい。

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5.文京区「楠亭」(クスノキ)

樹齢400〜600年といわれる。新聞や雑誌にも良く とりあげられる。司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズの「本郷界隈」
でも紹介されている。レストラン 「楠亭」は、現在は、ビルの中に入ってしまったが、ここでは樹を見ながらフランス
料理を楽しむことが出来る。

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6.芝増上寺(ヒマラヤスギ)

米国第18代大統領グラント将軍来日(明治12年)時 の記念植樹であり、「グラント松」として知られている。

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7.旧制松本高等学校(ヒマラヤスギ)

今年の夏、1泊2日のツアーに参加して念願の「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」でオペラ(「スペードの女王」)
を鑑賞した翌日、乗り降り自由の市内観光ミニバスを利用して、「あがたの森公園」内の旧制松本高等学校を訪
れたところ 大変立派なヒマラヤスギの並木があった。これは、大正10年代に当時松本高等学校校長で植物学者の
大渡忠太郎が、学校敷地 内に植樹したものとのことである。(2007.9.24記)

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8.皇居前広場(黒松)

手入れが行き届いており、東京では最もきれいな公園風の松林である。

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9.ニューヨ−ク五番街、トランプタワービル(セイヨウシナノキ?)

十年程前の出張の際にこのビルを見つけ、見上げながら歩いていて見事に転んでしまった事
を思い出す。この写真は、2000/5にオペラ・ツアーでニューヨークに滞在したときに撮った。
セイヨウシナノキ(European linden)ではないかと思っているが、近づくこともできず樹木名
が確認できない。

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10.小石川界隈(イチョウ他)

我家から見下ろせる三徳スーパーは、隣接地にあった イチョウの大木を残して(店内に取り込んで)増設した。

三徳スーパー・小石川店(イチョウ), 同左(1999.12),

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11.コマツビル屋上(シダレザクラ等)

虎ノ門にあるコマツビルは、1966年の建設時にオーナーの意向もあり、屋上に「桜庭園」と名付けられた
360m2の広さを持つ本格的な和風庭園が開設され, 紅しだれ桜をはじめとして、シラカバやシャクナゲな
ど200種の植物が植えられている。今年(2001年)の5月には、「Deck Garden」と名付けられた花壇中心
の英国風庭園が併設され、草花やハーブが多数植えられている。なお、これらの庭園は金曜日の午後2時
から4時まで無料で一般公開されている。

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12.JRお茶の水駅付近(ハナミズキ)

神田川、JRお茶の水駅のプラットホームから 見える「土手公園」は手入れも良く、通勤客の目を楽しませているが、
このハナミズキも毎年見事な花をつ ける。近年、川の水もきれいになり、数多くのコイが泳いでいる。(お茶に水橋より)
追記:逆に、「神田川クルーズ」で聖橋の下の川面から御茶ノ水橋を見上げた風景もなかなか雄大であった。(2012.7.17 記)

・・・

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13.湯島天満宮(ウメ)

受験シーズンには、境内は合格祈願の学生等で賑わう。時には、 野点や花展が催される。

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14.小石川植物園

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15.フィンランド・クオピオ市(シラカンバ)

クオピオ(Kuopio)は、フィンランド中央部の湖沼地帯にある人口9万人弱の都市であるが、人間と自然との共生が素晴らしい。
市の中心部のホテルから数分歩くと写真のような風景が広がっている。市内の岡の上にある展望台から観る景観はまさに圧巻で
ある。無数の湖沼を取り囲むシラカンバ、ドイツトウヒ、及びヨーロッパアカマツを中心とした森林も見事である。

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16.ロシア(シベリア)・バルチザンスク市(セイヨウハコヤナギ=ポプラ)

バルチザンスク市は、ウラジオストックからバスで3時間ほど東方にある石炭や石灰石の鉱山町であり、さらにバスで数時間の東方にある
ペトロワ(Petrova)島の植物観察の拠点でもある。Petrova 島は、島全体の自然が厳重に保存されている貴重な島で、 海岸の花(ハマナス、
ハナウド、カラフトハナシノブ等)
イチイの林が 素晴らしい。

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17.ブルージュ(シダレヤナギ他)

わが国でもチョコレートやレース編みの名産地としてよく知られているベルギーのオランダ語圏にあるブルージュ(Brugge)は、
旧市街全体が世界遺産に指定されている大変美しい中世の街であり、ヨーロッパでも有数の観光地となっている。かって水運の街
として毛織物交易等で栄えたブルージュの旧市街には、今も往時をしのばせる運河が残っており、水面には白鳥が遊び、周辺には
シダレヤナギ等の樹木が点在し、見事な景観となっている。

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18.羽黒山(スギ)

月山(1,984m)、羽黒山(414m)、湯殿山(1,504m)は、総称して出羽三山と呼ばれ、1,400年ほど前(聖徳太子の従兄弟である
蜂子皇子により593年に開山)から修験の地として栄え、庶民にとっての霊場でもある。羽黒山には、見事な杉並木や国宝の
五重塔がある。
羽黒山には、江戸時代の真言宗から天台宗への移行、明治初期の「神仏分離令」など大きな転換点が幾度かあった。杉並木や参道の石段
(2446段)は、第50代別当の天宥法印時代の改修によるものといわれる。杉並木は、樹齢数百年のものも多くあり、「爺杉」は樹齢
1,000年以上といわれ、高さが42mもあり、一段と立派である。

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19. 浙江省杭州市 西湖(プラタナス)

超格安ツアーに参加して2月に出かけた中国浙江省の杭州市については、景勝地の西湖がある古都程度の知識しかなかったが、
現実には、工業都市としても大発展中の活気のある予想以上の大都市(人口:約660万人)であった。冬の杭州近辺は、東京
と大差のない寒さであり、落葉したメタセコイアの並木が目に付いたが、周囲約15kmという西湖の周辺道路の街路樹は、大部分
がプラタナスであった。古木が多く、また、日本と異なり剪定を抑え、横にも幹を伸ばした樹形は、落葉期にも係わらず、なかなか
見事な景観であった。(2006.3.2記)

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20. 日光杉並木

「日光杉並木」は,日光御成街道(江戸時代に整備された日光街道の脇街道であり、将軍が日光東照宮へ社参する
際に利用された街道。江戸本郷追分で中山道から分岐し、幸手宿で日光街道と合流する。別名「岩槻街道」とも
呼ばれる)、会津西街道、例幣使街道の3つの街道に植えられたスギの並木で、長さの合計は37kmもあり、
我が国で唯一、国の特別史跡・特別天然記念物の二重指定を 受けた貴重な文化財である。世界一長い並木として
ギネスブックにも掲載されている。徳川家康の家臣松平正綱が約20年(1625-1648)をかけて植林した約20万本
のスギが、現在も約1万3000本余り残っている。この中には、「並木太郎」と呼ばれている直径2.5m、高さ
38mの巨木や戊辰戦争時の砲弾の跡を持つ「砲弾打ち込みの杉」などの名物スギもある。
過日(2006年5月末)、東部日光線「下今市駅」からJR「日光駅」までの数kmの杉並木を歩いてみた。道は、
「特別保護地域」、「保護地域」と「普通地域」に分かれており、「保護地域」と「普通地域」は、舗装された
車道となっており、歩道も狭く散策には余り適さないのに対し、「特別保護地域(写真:上)」は、車道が並木の外側を通って
おり、杉並木道は、舗装もない昔ながらの狭い道で、幽玄な雰囲気を漂わせている。(2006.6.12記)

 

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21. 足立美術館

1970(S45)年に開館した 足立美術館は、島根県の安来市にあり、アクセスの便は余り良くないが、創設者の足立全康が
大阪万博の用地売却で得た膨大な資金を投入して設立したとのことだけに、横山大観をはじめとする近代日本画、陶芸、
彫刻、蒔絵、童画などの魅力的なコレクションを持っている。しかも、美術館を取巻く日本庭園は、米国の専門誌
("The Journal of Japanese Gardening")で2位の桂離宮を抑えて、連続4年間(2003〜2006年)第1位にランクされている
素晴らしいもので、規模も大きい(13,000坪)。回廊の窓から見える庭園風景は、どんな名画にも勝る迫力がある。 (2006.10.16記)

 

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22. プエルト・パジャルタ(インドゴムノキ)

短命だったオヤジの記録を日々更新して、なんとか古希を迎えられたことを自ら祝って、孫娘達まで連れて、ロサンゼルス
からメキシコ東部の3都市(プエルト・パジャルタ、マサトラン、カボ・サン・ルーカス)を巡るクルージングに出かけた。
ロサンゼルスから1,000km以上南方のこの地域は、冬も温暖な避寒地である。米国資本で開発されたリゾート地のプエルト・
パジャルタ市内の街路樹は、「ココヤシ」、「ホウオウボク(火焔樹)」やホウノキに似た大きな葉を持った
「インディアン・アーモンド」など亜熱帯特有の木が多く見られた。また、観光の途中立寄った休憩所を兼ねた喫茶店の裏には、
気根をすだれのように垂らした インドゴムノキの巨樹があった。(2007.1.26記)

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23. 神宮外苑:絵画館(シロマツ)

友人が出品している絵画展を観るために何十年ぶりかで、神宮外苑の絵画館を訪れたところ、絵画館正面の
池の左右にきれいに丸く剪定されたシロマツの大樹が何本かあることにはじめて気付いた。20年近く前、観光
旅行で訪れた北京紫禁城裏の「景山公園」で多数のシロマツを見かけた記憶があるが、国内ではあまり多くは
見かけない。
シロマツは、中国名で「白皮松」と呼ばれているように、幹がケヤキやモチノキのように灰白色で平滑なのが
特徴である。(2007.11.26)

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24. 隅田川テラス(オオシマザクラ)

車で千葉・茨城方面から湾岸道路経由で首都高に入り、箱崎近くの隅田川大橋の上にさしかかった際、左側
にチラッとではあるが永代橋、中央大橋(ハープ橋)と佃島の超高層マンション群が重なった素晴らしい景色が
現れる。夜景が特に素晴らしく、丁度ミシガン湖に面したシカゴの風景に似ているところから、個人的には
「東京・シカゴ」と勝手に名づけている。何年も前から、一度近くでじっくり眺めてみたいと思っていたので、先日
バスと地下鉄を乗り継いで出かけてみた。車からはよく見えなかったが、隅田川に沿って結構素晴らしい
遊歩道(
隅田川テラス)があり、脇にはオオシマザクラの並木があった。当日は、丁度満開であったが、
人混みもなく、花見を楽しむことができた。(2008.4.4 記)

25.ポンペイ(イトスギ)

オペラの国イタリアには、以前から強い関心を持っていたが、20年ほど前の最初のヨーロッパ旅行ではローマに2泊し、
市内観光をしただけだったことと、数年後では「後期高齢者」になってしまい、体力的に自信がもてないとの気持ちも
あったので、4月下旬から連休にかけて「よくばりイタリア夢紀行10日間」というツアーに参加して、イタリアの主要都市
であるナポリ・ポンペイ、ローマ、シエナ、フィレンツェ、ピサ、ベネチア、ベローナ及びミラノをバスで巡った。いずれも
歴史的あるいは文化的な遺産に溢れた魅力的な街であるが、パン屋、大衆浴場から遊郭まで2000年前の庶民生活が
そっくり保存されているポンペイ
が最も印象に残った。ピーク時の人口は、20,000人にも達したといわれる城壁都市
ポンペイには、まだ、未発掘の部分も相当にあるが、これらの地域に植えられているイトスギイタリアカサマツは、
石造りの遺跡のアクセントとして役立っている。(2008.5.10 記)

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26.クィーンズタウン(ジャイアントセコイア)

2008年の11月末から12月にかけて念願のニュージーランド旅行に出かけた。天候にも恵まれ、ヘリコプターからのクック山
の眺望やフィヨルドで有名な世界遺産の
ミルフォード・サウンドのクルージングなどを楽しむことができた。また、バス移動
中の道路脇やテカポ湖のルピナスも満開であり、山腹まで黄色に染めた エニシダも見事であった。一方、ミルフォード観光
の拠点でもあるクィーンズタウンのホテル近辺の道端で数本の巨木 を見つけ、近寄ってみると ジャイアントセコイア
(学名:Sequoiadendron giganteum)
であった。ジャイアントセコイアは、カリフォルニアの一部の地域に自生する世界一の巨木
であるが、 この樹も樹齢は、135年程度ながら胴回り数メートル、高さ32−33mの巨木であった。(2008.12.18 記)

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27.雲南省大理市(シダレヤナギ)

世界遺産の雲南省の麗江は、2年前ツアー申し込み後、都合で直前にキャンセルしてしまったが、 今秋やっと家内との
2人だけのツアーで訪れることが出来た。少数民族ナシ族の王都麗江古城は、 600年の歴史を持つ趣のある素晴らし
い街であったが、夜にはライトアップされ、古城前の広場では、大音響の音楽に合わせた民族舞踊で賑わい、市内の
大劇場では洗練された ショウが連日上演される一大観光地となっていたのは少々意外であった。
一方、同時に訪れたペー族(白族)の町 大理市は、真っ白な大理石の壁を持つ街並みや麗江に勝るとも 劣らない古城
のある素晴らしい街であった。街の周辺では、今でも馬やロバの"タクシー"が観光用でなく活用されており、放し飼いの
犬がのんびりと歩いている のどかな風景が見られた。ツアーガイドも民族衣装を着たペー族の女性であった。店頭に吊
るした鳥篭で小鳥たちが競ってさえずる商店街に天秤棒を担いだ饅頭売りの呼び声が響く、いかにも中国らしい風情
の街並みであったが、 古城内の水路脇に植えられたシダレヤナギの街路樹もあでやかな市街の風景によくマッチしてい
た。 なお、麗江から足を伸ばして訪ねた長江上流の宝山石頭城の周辺は、司馬遼太郎が「街道を行く20」で「雲南省は
僻地などという生易しいものではなく、 天涯であった」と述べているように、まさに秘境であった。(2009.11.4 記)

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28.ボゴール植物園(巨大板根のある樹)

「日本植物友の会」主催の「インドネシア植物観察の旅」 に参加して、ジャカルタ南方のボゴール市にある ボゴール植物園及び
バリ島のバリ植物園(ボゴール植物園の分園)を訪問した。200年近い歴史を持つボゴール植物園は、東洋最大規模・ 最大栽
植種を誇る植物園であり、85ha(小石川植物園の約5倍)の広さを誇っている。この植物園には、熱帯雨林特有の板根を有す
る巨木も多く集められている。板根は、表土が浅く、地中の根だけでは自らを支えきれない植物体が巨躯を支えるために発達
したものといわれている。日本でも西表島にあるサキシマスオウの巨大な板根は有名で、観光ルートにも入っている。写真の
巨大な板根を持つ2本の樹は、ボゴール植物園内の名所の一つであり、何時も観光客や地元の来園者で賑わっている。左の
樹は、フタバガキ科のテンバーガ(Shorea leprosula)、右の樹は、クワ科のFicus albipila(和名なし)である。
ボゴール植物園では、ハンカチーフノキソーセージツリー等珍しい熱帯の木を見ることもできた。(2010.3.14 記)

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29.プラハ・ヴァーツラフ広場(ボダイジュ)

今年の4月下旬から連休にかけて、”中欧3ヶ国の世界遺産めぐり”というツアーに参加して、これまで足を踏み入れたことの
なかったチェコ、スロヴァキア、ハンガリーの旧ソ連圏の中欧3ヵ国を訪問した。アイスランド火山噴火再発の心配もあり、また
オランダで航空機を乗り継ぐ長い旅であったが、ブダペスト、
ブラチスラヴァ チェスキー・クルムロフ、プラハ等の世界遺産
は素晴らしく、また、郊外では菜の花やタンポポが一面に咲き乱れ、見事な景観を満喫することが出来た。
ボダイジュはチェコの 国花に指定されているが、プラハ旧市街では街路樹としてもひろく植樹されている。 ヴァーツラフ広場
は、長さは750mもあるが幅は60mしかなく、路面電車も横切り、一見通常の大通りであるが、 ”プラハの春”ではソ連の戦車
の乗り入れもあったというチェコ民主化の歴史に残る名所でもある。広場の両サイドに植えられたボダイジュは、プラハ随一
の繁華 街に良くマッチしていた。(2010.5.18 記)


30.東海道の松並木(静岡県袋井市)

今年の正月、恒例の「箱根マラソン」のTV中継で、坂道をすいすいと駆け上る若者達を感心して見ているうちに
自分でも一度は、歩いて登ってみたいと思った。十数年前、単身赴任終了を真近に控え、いわき市から東京の
自宅までの約190kmを7回に分けて歩いたことを思い出し、旧東海道五十三次のウォーキングを思い立った。
しかし、来年には「後期高齢者」になる年齢と体力を考えるとあまり自信はなかったが、今年の2月から、同行し
てくれることになった家内と2人で「てくてくの旅」を始めた。月1回、1日20kmを目標に始めたが、天候や、日没
との兼ね合いで予定通りにはゆかず、これまでに13日歩き、やっと中間点の静岡県の袋井市をこえた。国道
1号線と合流するところは、車が多くあまり面白くないが、旧街道では、宿場まちなど往時を偲ばせる風情が残さ
れているところもあった。街道でも、一部では松並木が残っているが、写真の袋井市国本の並木は、古木は100
本足らずながら、補植したものを合わせると200本以上もあり、なかなか見事な景観となっている。(2010.12.8 記)


31.パソナグループ本部ビル(サルスベリ)

ビル内部及外面に植物が溢れ、植物工場とも呼ばれている大手町のパソナグループ本部ビルは、80種以上の
果樹・野菜や200種以上の植物が季節ごとに咲き乱れる自然との共生ビルである。ビルの屋上や側面を緑で覆っ
た例は、福岡(アクロス福岡)でも見かけたことがあるが、このビルは、一歩進め、ビル内部に「植物工場」まで持
っているユニークなビルであり、新聞やテレビでも大きく紹介された。なお、このビルは、環境省の 「クールシティ
中枢街区パイロット事業
」の認定も受けている。訪れた7月下旬には、ベランダのサルスベリが満開であった。(2011.7.24 記)

32.鳴子峡(ナナカマド)

福島県(いわき市)には10年近くも単身赴任で住んでいたにもかかわらず、国指定の紅葉の名勝「鳴子峡」を訪れる機会 を逸してしまったことを残念に思っていた。しかし、昨年は申し込んだツアーが主催者都合で不催行となり、やっと今回 出かけることができた。8月に申し込んだ10月26〜27日の今回のツアー(「奥州三名湯 鳴子温泉と大正ロマンの 銀山温泉 紅葉の山寺 立石寺」)のチラシには、”秋色に染まる鳴子峡へご案内”とあったが、秋の到来が遅かった今年 のこの時期は紅葉のピークには、10日以上早かったため、バスから見える福島の山々はまだ青々としていたが、幸い鳴子 峡の一帯だけはぼつぼつ紅葉がはじまっており、一応満足できた。特に、東北・北海道の紅葉の象徴でもあるナナカマドは、 ピークに達しており、見事であった。(2012年10月31日 記)

33.小豆島 宝生院(シンパク)

猛暑の8月に「瀬戸内国際芸術祭2013」開催中の小豆島を訪れた。芸術祭出品のたけし・ヤノベケンジの作品 や名勝 寒霞渓 寒霞渓も良かったが、宝生院を 訪れて見た国指定の天然記念物のシンパク(樹齢 1,500年以上)が一番印象に残った。この木は、盆栽ではシンパク(真柏)と呼ばれているが、 植物学的では、ヒノキ科のビャクシン(又はイブキ)である。宝生院のシンパクは、幹の根本の周囲は、16,6m 地上約1mのところで3方にそれぞれ周囲7m前後の支幹をだし、樹勢も旺盛で迫力満点である。(2013年8月26日 記)


34. アンコールワット(インドボダイジュ

何年ぶりかの連休中の海外旅行てベトナム、カンボジアを訪れた。ベトナムでは、ベトコンの活躍を再現したリアルな 「クチトンネル歴史遺跡区」 も面白かったが、「海の桂林」といわれる世界遺産のハロン湾 素晴らしさも予想以上であった。カンボジアのコールワットは、さすが世界遺産の貫禄十分であったが、平均気温が1年を通して最も高い時期であったため、 そのむし暑さも格別であった。
アンコールワット入口付近に、国内では幼木を1本見たことがある(小笠原 父島の二見港付近の公園)だけの仏教聖木の一つ インドボダイジュの大木があった。街路樹として欧米で広く植樹されている「ボダイジュ」は、シナノキ科の樹木であるのに対し、 インドボダイジュ (印度菩提樹、学名:Ficus religiosa)はクワ科イチジク属(フィクス属)の植物の一種である。インドボダイジュの葉は、ボダイジュの葉に似ているが、 一回り大きく縦長で、先端が細く長く伸びている。
ベトナムの首都ハノイにある仏教の古刹で、ハノイの歴史的シンボルの一つである 一柱寺の裏庭(写真右)にもインドボダイジュの大木が1本あった。(2015.5.14 記)

 

35.アラスカ・スキャグウェイ(セイヨウナナカマド)

結婚50周年を記念して、8月の下旬に「アラスカ・クルーズ」中心のツアーに参加した。天候にも恵まれ、主目的の グレイシャーベイ国立公園では、小規模ながら眼前で氷河の崩落を見ることができた。 クルーズ4日目には、アラスカの スキャグウェイで峠越えの山岳列車ユーコン鉄道の乗車体験もした。昔ゴールドラッシュで賑わったこの町は、 現在は人口も1000人前後の小さな町であり、専ら観光業でなりたっている。町のメインストリートの裏通りの住宅地区や公園には、見事な実をつけたナナカマド(mountain ash) が植えられていた。これは東北、北海道などでは街路樹にも多く用いられている ナナカマド(Sorbus commixta)と近縁の セイヨウナナカマド(Sorbus aucuparia)だと思われる。(2016.9.2 記)

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[LINK]

1. 「山岳展望への誘い(伊藤正昭氏HP)」