<「ジークフリートの冒険」:あらすじ>
サイレンが鳴って粗暴な悪者ファフナーが暴れていることが知らされ、父ヴォータンの剣「ノートゥング」を守護しているブリュンヒルデとその姉妹達のワルキューレは現場にかけつける。ブリュンヒルデはノートゥングでファフナーに立ち向かうが、剣は無残に折られる。そこへヴォータンが現れ、ファフナーを追いはらった。しかし彼は真っ二つに折れたノートゥングを見て激怒し、罰としてブリュンヒルデを火の燃え盛る岩山で永い眠りにつかせる。ノートゥングは、おそれを知らない英雄が使って初めて力を発揮する、霊剣だったのだ。 さすらいの旅をしているジークフリートは、森の小鳥から眠りに落ちたブリュンヒルデの写真を見せられ、たちまち恋におちる。彼は彼女を目覚めさせようと決心した。そして、ブリュンヒルデに捧げるため、ラインの娘たちが持つという不思議な指環を手に入れようと、小鳥と共にライン川に向かう。しかし指環は一足違いでファフナーに奪われていた。落胆するジークフリートの前に、ヴォータンが現れる。ヴォータンは、娘に厳しすぎる罰を与えたことを後悔していた。森の小鳥は2人を引きあわせる。ヴォータンはジークフリートをひとめ見るなり、ただの若者ではないことを見ぬき、剣の破片をわたして、ひそかに霊剣の修復を期待する。期待にこたえてジークフリートは見事にノートゥングの再鍛造に成功する。そしてこのノートゥングを手に巨大なドラゴンに変身したファフナー退治に出かける。激しい戦いののち、ファフナーを倒し、指輪を取り返す。ジークフリートは森の小鳥の案内でブリュンヒルデに会い、指輪を捧げて求婚する。ブリュンヒルデはこれを受け入れるが、そこにライン川の水の精達が現れ、指輪の返還を要求する。ブリュンヒルデは指輪が無くても愛は変わらないと誓い、指輪は本来の管理者である水の精の乙女達に返還される。(新国立劇場「公演案内」その他より)