今議会が面白いぞ!
香川 ヒサ

今議会が意外に面白い。ちょっとの時間でも傍聴に行こう!本会議に2度ほどちょこっと傍聴に行ってきたが、その様子を描いてみますね。 あまり長くならないようにしますが、長くなったらごめん。

先ず傍聴初体験をした知人。座席表とにらめっこで居眠り議員のチェック。そして一番彼女を驚かせたのが某議員の行儀の悪さ。 「アレが上位で当選した若造議員か。まるで落ち着きのない問題多動児だ。」と呆れていた。

本会議2日目。その場より遅れて行ったので詳しいことはわからないが区長の答弁が気に食わんと動議だか強引発言だかを議員の1人がして、 すったもんだをしている最中だった。こんなことで本議会が中断するのは私の経験の中では始めて。そこいら辺は修正カットで、議会中継は テレビ放送されるのだろうね。そこを見たいわぁ。そこいら辺を目撃していた人は教えて。

今回の本会議の代表質問は東日本大震災・原発事故を反映して、災害時の対応・住民への安全・放射能に関すること等が多い。帰宅困難者へ の区の対応も、当時のことを思い出すだけでも、まずさが思い出される。地震直後から帰宅困難者の対応を提案していた議員もいたのに、 人の流れがよどむとやらで区長判断で対応しないことに決め、その後、都や他区の後追いで急遽、学校などを開放。そのお知らせを、区ホーム ページでしたということはおくびにも出さない答弁。帰宅困難者がパソコンを開いて歩いているとでも考えていたのだろうか。質問のように、 案内板や案内人(地域の消防団でもよし)を配置するべきだったでしょう。

この大災害をふまえて、区の都市計画は震災前のまま見直す必要はないという区長答弁は膨大なエネルギー消費の超高層都市計画を見直せという 質問の趣旨を理解してもら得ず残念という質問者の自席からの発言を聞いていた某傍聴者。「難しくて理解なんかできないわよ」と一言。 イエ、イエ。
前区長までは、質問に対して的確な答えがなかった場合は、再度質問者が演壇に登り、的確な返答を求めました。しかし現区長になってからは、 答弁がずれていようと無かろうと、再度の答弁を求める発言は申し合わせか、命令かわからないが禁止されております。自席から反論するのが精々です。 ですから、答えるのに都合のある答弁は避けてもとぼけても、再度の答弁はしなくていいのです。

区長は職員の誰よりも多くの区民と面談していると答弁をしました。そうかなぁ。私は前期4年の間に、3度「区長のご都合のよいときに」と面談 を申し入れました。区長自身とお会いできたのは初年の一度きりでした。餅つき・花見(私の町会にこの2度はいらっしゃる)・新年会・名刺交換会 ・何らかの旅行などでのご面談も含めて?

もっといろいろありますが本会議はこれくらい。委員会も傍聴したら感想を流しますね。他の人の感想も知りたいなあ。

<追記(2011.7.12)>

---野次馬根性の旺盛な私。本会議での議会中断の原因究明(チョット大げさかな)に乗り出した。その顛末をご報告。

共産党区議が「党派により区長の答弁が違う」と抗弁したのが原因と、聞きまわった範囲では一致した。もし、それが事実なら大問題。

どの様に質問をし、どの様に答えたか確たる情報を得ようと、情報公開室(シビック2F)に行って、資料の請求をした。本会議とは事前に区長に質問書を提出し、 事前に回答がかえってくる。つまり、本会議はお互いの原稿の読み上げで、区の方針などを確認するということです。ですから、自民・共産・区民の議員の質問書 とそれに対する区長の回答など、すぐにコピーなどいただけるものと思いました。

情報公開室の窓口の係りは、議会事務室やら企画などに問合せをしてくれましたが、どちらもNOでした。その理由が下記の通り。皆様笑わないでね。
「アレはあくまでも原稿であり、質問者も答弁者も一字一句違えず読み上げているわけではない。だから、議会での発言が正式なものである」だと。

議会は紛糾中断でかなり遅れて再開され、開口一番田中和子区議が「大変お待たせいたしました。やっと私の番になりました。」と挨拶をし、紛糾後の会場 を和ませていた。あの当意即妙の冒頭の弁は、原稿にはないだろう。

速記録が整い情報公開されるのは何時のことじゃ。

また議会中継5チャンネルは、その部分かカットされるそうだ。カットの申し入れは渡辺議員(区民)だそうです。渡辺さん。勘違いしないでよ。 いちゃもんつけられたのは区長の答弁であって、あなたの質問ではないはず。そこいら辺を知りたいのよ。でも慰労会で慰められたらしいから、 被害者らしくしていたほうがいい?TV中継も消されるのなら、速記録もその部分はカットか?

区長の答弁。「できるだけ情報は速やかに行う」とはエライ違い。

再質問の件
元区議の村越さんの説明によると、事前に答弁の修正も行われているのだから、登壇しての再質問は「しない」慣習。つまりその慣習を破り5年ほど前、 前区長の区民の個人情報使用に関し、登壇での再質問をした後、かなり強い抗議を受けたということですね。あの時私の小耳に挟んだのは、「登壇での再質問はするな。」 という抗議を受けたと聞き及んでおりました。登壇での再質問は「月夜の夜ばかりでなないぞ」という脅しにもめげず、する事はできるんですね。(香川)

<追記に関する藤原議員の補足メール>

香川さま

例の共産党が区長の答弁に動議を出した件ですが、基本的には行政情報センターの言うとおり、あの原稿は当日まで変更があり、(区長の方はほとんどないが、 理論的にはありえる)。実際に質問に立ったときに言ったとおりの原稿というものはないのです。

私自身も区長が真正面から答えてくれていないのを1日前に知り、答弁の修正を申し入れましたが、応じてくれず、質問を変えたいと言ったら、変更不可と 言われ、それでは気が収まらないと言ったら、では自席から不満なところを指摘すればよいと企画課(区長の答弁を担当する課)からアドバイスを受けたので、 あのようにだらだらと発言することにしたのです。

で、すべて合わせて30分以内に収めなければならないため、早口になったというわけです。

しかし、区長の答弁は行政情報なのだから、趣旨を変えていない限り公開してもいいように思います。でも一番確実なのは、各会派を回って質問と答弁をくださいと言えばくれますよ。

さて、再質問も禁止されていないのは確かです。でも30分以内という制約があり、最初の質問の変更は認められないので、なかなか調整が難しいということではないでしょうか。 始めから再質問を想定して短くしておくと、もし再質問の必要がなかったらつまらないしね。

それと、他区では登壇での再質問にもメモ無しで答弁している区もありましたが、文京区は、区長は再質問しても答弁しません、と言われました。 最初の答弁が絶対正しくあれしかない、という姿勢なのです。自席からの発言をお許しください、で許されるのだから、登壇での発言をお許しください、 でも許されるのでは?  藤原