「傳光花展」


[会期]2011年6月11日(土)〜13日(日)

[会場] 曹洞宗 大本山 総持寺 紫雲台 雁松の間、唐子の間、雅楽の間, 不老の間、
山水の間、龍の間、孔雀の間

主催=華道義塾


御祝『傳光花展』に参加して                 家元顧問 尾崎一佳
 曹洞宗大本山總持寺が、能登の地から鶴見へご移転されて百年にあたり「傳光」というテーマで祝慶記念行事が行われました。伝統を守り伝えるという意味から、日本文化としていけばなが育ってきた和風建築の場で、傳のある諸流の格花を多くの方々に御覧頂くことになりました。(一部案内書より引用)会場・曹洞宗大本山總持寺「紫雲台」 平成23年6月11日(土)〜12日(日)・紫雲台―境内東側に唐破風造り、縁側つきの玄関を構えた総檜創りの大伽藍がある。大正4年に完成し、この堂字は大書院で廊下を挟み左は相見の間と言い、貫首が公式に面接される室。右は松の間、雁の間などと称し接賓に充てられる。正面「紫雲台」の扁額は伏見宮貞愛親王筆、また襖の絵は佐々間鉄園、津端道彦等屈指の画伯の労作で、山水・松・雁・唐子・滝・孔雀など素晴らしい芸術作品が、その優美を誇っている。33.6mに30.1mもある、由緒ある場所です。 家元先生よりお話を頂いた時は一瞬、アイランド展と重なってしまうという気持ちでしたが、我が家も曹洞宗で、いつもお世話になっております。 少しでもご供養出来るのであればとお願い致しました。いよいよ花席が決り活けこむ場所が文化財と伺い思案、色々悩んだ末、枝物でなく草物にと決め「暖竹」にしました。 家元先生、鈴木一壮先生は手馴れていらっしゃるので・・・。当日は天候に恵まれ、家元先生の車で左に海を眺めながら会場へ、立派な山門をくぐり紫雲台の玄関へ、 思わず手を合わせてしまうほど感動。家元先生は唐子の間の床の間に、鈴木先生は雁松の間、私は孔雀の間へ、係りの方のお世話を頂き、いけ込みを無事終了いたしました。 立派な襖絵の前にゆったりと飾らせていただきました。水揚げに一抹の不安を残し、帰り際玄関前で三人で記念写真を撮り、木立を渡ってくる緑風はとても涼やかで、 感謝の念で一杯でした。お蔭様でいけばな人生の一頁を飾ることが出来ました。本当に有難うございました。 ※参加流派8流派(御室流・宏道流・古流大観流・宣法流・相阿弥流・東和華道・日本古流・池坊)          
角田一忠=猿猴杉 尾崎一佳=暖竹 鈴木一壮=玉檜葉
 


<会場全景>

、大祖堂、向唐門


家元(角田一忠)

家元顧問 尾崎一佳

家元顧問 鈴木一壮

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